ありがとうございました

あと数時間で飛行機に乗ります。
帰るのかー、そっか。本当に本当に最後だったんだなぁ。
日本だ!
この下は昨日書いた文です。

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一番初め、初日は本当にびくびくしてた。一年先なんて夢のまた夢みたいに感じてた。来たばっかなのに帰りたかった。覚悟はしてたけど、日本での覚悟なんてふっとんじゃったくらいに不安ばかりだった。ホームステイでだって、このやり方でいいのかって悩んだり。自分の家じゃないって感じた。むしろ町に出て一人で歩いてる方が楽だったくらい。でもお店で買い物するのだって最初はちょっと緊張した。英語でやり取りだなんて!今となっては全てが良い思い出。失敗だってしたけど、初めなんてそれが恥ずかしくってしょうがなかったけど、それはそれで良かったと思う。


だんだん慣れてくると、自分の英語が伸びてるのか悩んだりもしたし、色々ぶち当たったりもした。始めの頃よりこっちのが涙は流れたな。3・4ヶ月目になると大抵の不安は取り除かれた。でもやっぱり終わりが見えない。半分にもなってない。家が恋しい。コミュニケーションの取り方とか、日本でも悩んでたことがすごく大きな壁になった。本音をこぼしたら泣いちゃうから自分を騙すくらいに強気でいた。やれる!って信じたらやれるんだって思ってたし、実際結構頑張れた。やれば出来るじゃん自分。やっと掴んだレベル4。目標レベルまで達成できた。これだけは自慢したい、私のクラス駆け上がりは結構すごいことだったの!


半分過ぎるとだれたなぁ。英語もなんとか気持ちを伝えることとか出来るようになったし、何より壁にぶち当たり続けて疲れてた。それくらいの時に一度旅行に行ったんだった。小さい頃から大好きで仕方なかった赤毛のアンの世界に行ってきた。家族とも会えた。別れた直後の寂しさと言ったらなかったけど、それでも充電できた。それからまた新しい学校行ったり、田舎に行ったりもした。田舎は素晴らしい体験だった!バンクーバーの友達がすごく恋しかったりもしたけど。私、つくづく人に恵まれた留学を送ってる。普通に書いてると現在形になっちゃう。帰る実感全くないです。


そして気付けば年越ししてて、最後にまた学校通って。プロナン面白かったなぁ。それで2月に入ったら旅行し続けた。初めての一人旅。一人の時間の使い方が下手なことを知った。でも楽しかった。一人でもできるんだって最後に確認できた。


そして最後のバンクーバー。今ここで過ごす最後の夜です。
最後に皆でご飯食べて、ビリヤードまでしちゃった。どう考えても、私、明日も明後日もここにいる気がしてしょうがない。また皆で遊んでる気がする。終わっちゃうの?本当?


最高の留学生活でした。色々あったりしたけど、やっぱりそれは私の力になってると思う。もしくはそうできるように努力する。終わってる気がしないからかっこよく締めの言葉なんて言えない。
でも、本当にこの一年は人に助けられ続けました。帰るって思うと、浮かぶ言葉は「ありがとうございました」です。日本で応援してくださってる家族や友達、そしてバンクーバーの友達やエージェント。それは私にとっては甘い鎖で、裏切っては帰れないと奮い立たせてくれました。一人だったら挫けてたと思う。


本当に本当に、ありがとうございました。道を一度踏み外すことになるこの選択は、間違いではなかったと確信しています。とても大切な一年になりました。ありきたりな表現ですが、これで私の留学が終わりだとは思いません。この後に一年学んだ経験をどう生かすのか、それが一番大切なことだと思っています。今はあくまで一区切り。これからが楽しみです。
明日も頑張っていこう!